はるやま商事「クールビズに関するアンケート」を出典元としてYahoo!Japanに興味深い記事が載っていました。
http://www.haruyama-co.jp/news/pdf/201105_51802_1.pdf http://event.yahoo.co.jp/setsuden_guide/theme06/clothes/01.html -----------------------------------------------------------------------------------
「自分が着用して出勤できると思うもの」については、ネクタイ・ジャケットなしの「【1】から【3】まで」が66.2%。逆に「『委託先の人が訪問してくる格好』として問題ないもの」という問いに対しては、58.9%と減少。減少の要因として、一層のクールビズともいえるビズポロ着用の「【4】、【5】まで」との回答が増加しています。具体的な数値を見ると、「自分が着用して出勤できると思うもの」 の5.8%から、「『委託先の人が訪問してくる格好』として問題ないもの」の10.3%と2倍近くまで上昇しました。他人が着用する、より一層のクールビズには寛容でも、自分が着用する分には許容できない傾向があるようです。 ----------------------------------------------------------------------------------- この夏、東日本大震災の影響で節電をする企業がとても増えており、これに伴い「スーパーCOOLBIZ」なる言葉まで生まれてきています。 そんな中での今回のはるやま商事(P.S.F.Aなども経営している「紳士服はるやま」です)の調査結果は興味深いものがあります。 やはりこのあたりに日本人の保守的な発想が見え隠れしているように思われます。また、COOLBIZの先には必ず「カジュアルファッション」が控えていますので、スーツのようにルールのないカジュアルファッションの着こなしに関する自身の有無も影響しているのではと考えます。 私自身はこのようなサイトを運営していることもあり、COOLBIZは許容すべきという考えですが、そこにstyling reportでも触れた「T.P.O」という発想を忘れないようにすべきと思っています。 例えば、20代前半~半ばぐらいの人なら、オフタイムに来ているようなかっこいいTシャツ+こだわりのジーンズあたりで出社してみたいところでしょうが、40~50代の部長クラスの方が同じ格好をすべきでしょうか?ぎりぎりオーセンティックなデザインのポロシャツ+チノパンが限度でしょう。また、一日取引先や社内の大きな会議に出ず、難しい作業をしている場合、暑苦しいところならTシャツのような楽な服のほうが集中力が出るかもしれません。 また、単純にカジュアルファッションとしてコーディネートするよりも、このようにある程度制約があるコーディネートのようが、実は高度なテクニックが要求されるものです。一見他の人と同じですが、実はしっかりこだわりが見えている。 COOLBIZの根幹には「節電により、被災者の方々に少しでも役に立とう」という発想があります。
その点を忘れずにこの夏を過ごしていきましょう。 |
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