皆さん、靴のソールが減ってきた場合、どうしていますか?
私はできるだけ補修をして履き続けることができるようにしています。
ちょうど先日2足の靴のソールを修理したので、こちらで紹介します。
1.ストレートチップのドレスシューズ(ミツミネ)こちらは仕事の時にスーツに合わせて履いている靴で、ミツミネオリジナルの靴です。定価は19,000円です。
私は甲が高い足の形をしているのですが、こちらの靴は自分の足の形によくフィットしているので気に入って履いています。
購入したのは2年前ですが、年に1度、2回ほどソールの修理をしています。
こちらが修理前と修理後の写真です。
かかとに釘が打たれているほうが修理品で、もうひとつは手持ちの新品(最近追加購入したもの)です。
この靴はマッケイ製法で作られているのですが、マッケイ製法はソールから靴内部まで縫い糸が貫通している為、通気性は良いのですが水が沁みだしやすいのが欠点です。特に日本のような高温多湿で雨の多い気候では傷みやすくなります。
そこで写真のように、傷みやすく水が沁みこみやすいつま先側にラバーを貼り付け、沁み防止&滑り止め&磨耗防止にする訳です。
また、踵は最も消耗が激しいパーツですから、このように付け替えることで補修ができます。
オリジナルはラバー、木材を接着しているだけですが、強度UPの為に釘を打ち込んでいます。釘を打ち込む製法は高級な靴ではメジャーな方法ですが、このように後から追加することができます。見た目的にもハンドメイド感が出て愛着がわきます。
補修費用は全部で4,000円でした。
2.レザースニーカー(preventi)これは「preventi(プレヴェンティ)」というスペインのメーカーのレザースニーカーです。定価は25,000円です。
preventiは2006年から日本で販売が始まったメーカーで、ドレスシューズからこのようなカジュアルな靴まで幅広い展開をしています。
この靴もDUCALSなどのようにドレスシューズを手掛けるメーカーが作るスニーカーらしく、綺麗なシルエットと質感の高い素材、作りをしています。
こちらが修理前と修理後の写真です。
(修理品はブラック、修理前の新品は色違いのブラウンです。)
見てお分かりの通り、かかとが高くなっています。今回は踵が磨り減った為の補修ですが、ついでにかかとの高さを8mmほど高くしてもらいました。※私は日頃革靴を履くことが多いので、スニーカーでもやや踵が高いほうが疲れにくいので、ときどきこのような補修をします。補修費用は2,500円でした。
「1.」のようなドレスシューズは補修が可能であることが一般に知られていますが、ここで紹介するようなスニーカーも補修が可能なのを知ってましたか?やろうと思えばオールソール交換もすることができます。(ただし8,000~10,000円程度の費用が掛かる為、余程高級なものでなければスニーカーとしては現実的ではありません。) 靴(とくに革靴)は履き始めて1年後ぐらいにちょうど足に馴染み、履きやすくなってくるものです。
しかしながら、その頃になるとソール(主につま先と踵部)の磨り減りが目立ってきます。
洋服は着用後に洗濯をする事でケアをしていきますが、靴の場合、外装は時々拭いたりレザークリームを塗ってケアしますが、もっとも消耗の激しいソール部は素人の我々ではどうしようもありません。そこで修理に出すことで復活させるのです。
ここで紹介した通り、ほんの数千円で修理が可能で、上のスニーカーのように合わせて自分好みにカスタマイズすることもできます。
尚、最近ではネット通販でも修理を受け付けてくれるショップもありますので、近所に靴の修理屋さんがない人でも修理をすることができるようになりました。
新しいものを買うのも楽しいですが、こうして持っているものを時々メンテナンスをして使い続けることも大事です。
これもひとつのECOと言えるでしょう。
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