ここで「チラ見せ」について書いた次いでに、ビジネスファッションにおける「アンダーウェア=肌着、下着」について触れておきます。
ベタな話ですが、中々他では書かない事だと思いますので、参考になれば幸いです。 (1)シャツ 当サイトにお越しの方々はおおむね「肌着としてのTシャツ」と、そうではないTシャツの違いはお分かりかと思います。 世の中には「肌着としても一枚でもどちらでも使えます」といったくだりのTシャツが売っていますが、このようなTシャツは9割がた肌着としてしか使えません。しかし、肌着用とそうでないTシャツは基本的に作りは同じなので違いが分かりにくいのも事実。 違いのポイントはおおむね以下のようになります。 ①袋やパック入りのTシャツは肌着です。(特に2~3枚セットのものは確実です。) ②肌着のシャツはやや生地が薄め。 ③肌着のシャツは着丈が長め。(パンツの中に入れる事が大前提である為) ④肌着のシャツはストレッチ性に富み、体にフィットするものが多い。 カジュアルな服装の場合、肌着を着ない場合もあると思いますが、仕事でスーツを着る場合にドレスシャツ(Yシャツ)の下に何も着ないのはあまりお勧めできません。 肌着を着ていないと、夏場など汗をかいた時にシャツまで汗が染み出してしまいます。中に肌着を着ていれば、ある程度肌着が吸収してくれるので、外まで目立って染み出す事は少ないものです。(汗を多くかく人は肌着だけ着替えるという方法もあります。) また、夏場の電車や車の中、オフィスは結構冷えるものです。体温調節の観点からも、肌着を着ているほうが体には優しいものです。 こういった理由で、ドレスシャツの下には肌着は着るべきなのです。 (2)下着のパンツ 昨今はカジュアルのみならずビジネスウェアもスリムになる傾向にあります。 その為、下着のパンツには動きやすさとフィットの両立が要求されます。 そこで、私のオススメは「ボクサーブリーフ」です。 「ボクサーパンツ」と「ボクサーブリーフ」の違いは、前者がシャツ等と同じような生地の「織物」であるのに対し、後者がTシャツ等と同じ「ニット=編み物」である事です。当然後者のほうが伸縮性、吸湿性に優れています。 ボクサーパンツは伸縮性の少ない生地でできていますが、ゆったりめなシルエットを選べば動きやすさは充分にあります(本来のボクサーパンツの履き方)。しかし、パンツ(ズボン)を履いた時に生地が余りやすく、パンツの中に押し込まなければいけない事が多く、スリムなシルエットのパンツには不向きです。 また、通常のブリーフパンツはボクサーブリーフと同じニット生地ですが、太腿まで生地があるボクサータイプのほうが全体のフィット感が優れていると思います。 元々パンツのスリム化傾向はカジュアルファッションが先行している為、ボクサーブリーフはオンオフ共に使い勝手の良い下着になるでしょう。 |
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