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乾燥機で手軽にTシャツのフィットを調整

夏のカジュアルファッションの主役といえば「Tシャツ」です。さすがにこれを持っていない人はいないでしょう。「こちら」でシルエットやフィットの観点からTシャツの着こなし例を紹介していますが、理由はTシャツの着こなしは体とのフィットのバランスがとても重要だと考えるからです。
 
とは言え、自分に合ったTシャツというのは中々見つかりにくいものです。
最近はSやXLサイズのTシャツが増えてきていますが、それでもせいぜい「S,M,L,XL」といった4段階程度のバリエーションしかありません。そこで、手軽にフィット感を調節する方法をご紹介します。
 
…と言ってもやる事は簡単、「乾燥機にかけて縮める」事です。
一般的にTシャツ等のカット&ソーは乾燥機にかけてはいけないとタグに表記されています。その理由は「大幅に縮む」からです。しかしながら、今回はサイズを変更させたいので、これを逆手にとるのです。
 
実際に下の写真にあるUNIQLOのプリントTシャツ(Sサイズ)をコインランドリーの乾燥機にかけてみました。
 
サイズの変化は以下の通りです。
 着丈:65cm → 63cm
 身幅:49cm → 47cm
全体的にひとまわり縮まりました。縦だけ、横だけという感じではありません。
最近のUNIQLOのプリントTシャツは若干大きめなので、私の場合はもうちょっと縮んでもいいところですが、だいぶフィット感が良くなりました。
 
 
 
 
 
 
 

これを活用することで

  • フィットがルーズ気味の場合は、そのサイズのTシャツを乾燥機にかけて縮ませる。
  • フィットがタイト気味の場合は、1サイズ上のシャツを購入し、乾燥機にかけて縮ませる。
といったような操作が可能になります。
 
さて、このように乾燥機にかけるだけで手軽にフィット感を調整できる方法ですが、以下の点に留意しましょう。
 
(1)一度縮んだシャツは2度と戻らない。
元々はこの特性の為、取り扱い説明タグで「乾燥機はNG」と表記されています。あらかじめS~Mサイズなら2、3cm、L~XLサイズなら3~4cmは縦横に縮む事を予想して行いましょう。
また、多少全体的によじれます。(裾部分で右から左に数cm程度)でもこれは普通に洗濯しても何度もすることでなるのであまり気にしなくてよいと思います。
 
(2)生地が若干傷む
熱い熱で乾燥させる為、生地が若干痛みます。ぱっと見にはややケバがたちます。これは見ようによっては「多少着込んでこなれたシャツ」のようにも見えるので一概にマイナスとは言えません。(むしろ私はこの「こなれた感」が好きです。)
 
(3)プリントTシャツの場合
プリントTシャツのプリントには大きく下の写真のような2つの手法があります。
 
 
左は生地に直接印刷しているもの、右はラバーコーティングのようにプリントを貼り付けているものです。
乾燥機にかけると、左の場合は多少色がくすむ場合がありますが、それほどダメージは受けません。対して右のようなプリントの場合は、プリントに痛みが出ます。生地が縮む際にプリントはほとんど縮まないので表面が多少うねったり、熱でプリントが傷む場合もあります。(長く着ていてもとゆがみや割れは発生するので、「アジ」だと割り切れれば大丈夫ですが、充分ご留意下さい。)
 
(4)縮み具合は生地によって異なる。
同じメーカーの同じサイズのシャツでも縮み具合は生地によって異なります。
基本的に「粗いものが詰まったものになる」のが縮みですので、薄手の生地よりも厚手の生地のほうが縮みは多くなります。また、あらかじめウォッシュ加工をしているTシャツの場合はある程度縮んでいる為、縮みは少なくなります。多めに縮ませたい場合は、厚手の生地のTシャツを選ぶと良いでしょう。
 
 
いきなり購入→乾燥機で縮ませるのは中々勇気がいると思いますので、まずは手持ちのTシャツで「どうもサイズがやや大きめだな~」と感じるもので試してみて下さい。