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ジーンズ加工DIY ダメージ~擦り加工-1

今回は「擦り加工」です。
最近流行の「履きこんだイメージを演出する為にシワやジーンズの凹凸に合わせてアタリがついている状態に加工する」というものです。
ダメージ加工の基本ですが、個人がやってみると中々うまくいかないもの。
本来はプロの職人さんがサンドブラスト等を使ってやるものですが、ある程度コツを掴めばそれなりのところまではできるものです。
 

1.準備

準備するものはこれらです。

①加工するジーンズ
 
加工は主に削り作業になるのですが、できればワンウォッシュでは無く、あらかじめある程度色落ちしている方がやりやすい。
 
理由はまだ色落ちのしていないジーンズは全体的に生地のケバ立ちが多く、ウォッシュするととても不自然に見えるからです。
だから全体的にケバ立ちが終わっていて、尚且つあまり加工がされていないジーンズがベストです。
 
今回はちょっと激しい加工のされているLevi'sredloop505を使いました。これは全体の加工がされているのに裾上げで裾がアタリ無しの状態になってしまったからです。

②研磨する道具
 
私はジーンズの研磨にこんなものを使ってます。
 
左から「上:紙やすり350番使い古し」「下:布やすり400番」、右が「上:研磨たわし」「下:研磨用軽石のかなり細かいタイプ」の4つです。
 
メインは紙&布やすりですが、紙と布では紙やすりの方が削りが激しいようです。そこでこの「使い古し」が程よい感じなのです。
(もう少し番手が細かいものだと新品でもOKでしょう。)

③場所
この作業は「削り」なので、ほこりが大量に発生します。
できれば野外でやるのが一番ですが(色落ち具合の確認もできるし)、室内でやる場合はやはり風呂場や玄関などがいいでしょう。
次のページから実際の加工を写真で紹介していきます。