3.バッグの選び方(1)何を入れて持ち歩くか?物を持ち歩く事がバッグの第一の目的なので、最も大事なのはこれです。
お財布や携帯電話などの小物だけならば、小型のショルダーバッグやウエストバッグでよいでしょうが、雑誌や着替えなどを入れる場合には、トートバッグなどもっと大きめのものが必要になります。 (2)どのくらいの時間持ち歩くのか?同じものを持ち歩く際も、ごく短時間の場合と、一日中持ち歩く場合で体への負荷が異なります。
いくらカッコいいバッグを持っていても、持ちにくくて辛そうに見えると、せっかくのコーディネートが台無しです。 (3)ファッションとの相性ここでやっと洋服との組み合わせになります。
機能面で自分の要件を満たした中で、自分がよく着る洋服との組み合わせを考慮したデザインを選びます。 もちろん、コーディネートに合わせて複数の素材、デザインのバッグを持つことができれば申し分ありません。しかしながら、限られた予算の中では、数個程度に絞る必要があるでしょう。
「2.バッグの種類」の項目で述べた特徴を考慮すると、まず薦めるのは「肩に掛けられるトートバッグ」や「ショルダーバッグ」あたりです。どちらも守備範囲が広く、形やデザインも豊富に揃っているので、ご自分の目的、予算などに合わせて選ぶと良いでしょう。
どちらも最近のテーラードジャケットやコートスタイルとの相性も良いはずです。 その次に余裕があれば、夏中心に活躍するウエストポーチを加えると良いでしょう。また社会人の人は、ONでもOFFでも使えるデザインのブリーフケースなどもオススメです。
(4)どのくらいの価格帯、テイストのものを選ぶか?多くの皆さんが気になる点はここでは無いでしょうか?
私の経験から言えば、「あまり安いものを買うべきではない」というのが結論です。
以前、私もセールだからと言って、安い価格のバッグを複数買った事がありますが、結果すぐに破損する事が多かったり、価格優先でデザインや品質を二の次にしてしまうため、結果としてあまり使わなくなります。 また、奇をてらったデザインも、飽きが早く来たり、肝心の収納能力が低かったりする為、結局長く使わなくなってしまいます。 結果として、「長く使い続けたいバッグ」の場合、価格は1万円以上で、比較的オーソドックスなしっかりした作りのものを選んだ方が長持ちします。
4.トートバッグとショルダーバッグの持ち方についてここでは、カジュアルファッションに向いているトートバッグとショルダーバッグの持ち方について触れておきたいと思います。
(1)トートバッグ先も述べましたが、トートバッグには左のように
C:手で持つのみのタイプ D:手持ちも肩掛けもOKのタイプ の2種類があります。
女性は小ぶりな「C」のような「手持ちタイプ」を使う人が多いのですが、男性の場合、あまり小さいトートバッグはに合いません。
男性の場合、「手持ちのバッグ=ビジネス用」という印象を持たれ易い為、Dのような肩掛けタイプの方で、自分に合うサイズを探すほうが比較的無難です。
トートバッグはモノによって本体の形、容積や、取っ手の長さも様々ですので、「手持ちも肩掛けもできる長さ」を自分なりに探して見るとよいでしょう。
(2)ショルダーバッグ左の図はショルダーバッグを「A:斜め掛け」にした場合と「B:肩掛け」した場合です。
よく女性はBのように可愛いこじんまりしたショルダーバッグを肩に掛けていますが、男性の場合、肩に掛けると逆に「若々しくない」印象を与えてしまいます。(新聞の入ったショルダーバッグを持っているおじさんを見かけた事ありませんか?) 上のトートバッグと違い、ストラップの長いショルダーバッグの場合は、「A」のように斜め掛けをした方が良いでしょう。実際、斜め掛けの方が肩からすれ落ちることが無い為、両手が空き、使い勝手も良いものです。
また、使い方によっては、ボディラインを綺麗に見せる効果もあります。 尚、最近は左の写真のような便利なバッグが売られています。
このタイプは肩掛け用のハンドルと、斜め掛け用のストラップが付属しており、用途によって付け替えが可能な2Wayタイプで、「A:斜め掛け」と「B:肩掛け」の両方に対応します。
写真ではどちらも「B:肩掛け」用のハンドルをつけているシーンですが、肩掛けでも男性らしさを損なわず、収納力があり、コーディネートとの相性も良いことから、新しいメンズバッグの定番のひとつになりつつあります。 ※左がDaniel&Bobの「JASMINE」、右がOrobiancoの「Kappa」です。
5.バッグのメンテナンスバッグのお手入れ方法は、数々のサイトで紹介しています。以下にいくつかのサイトを紹介します。
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