1.はじめに
ここでは、春から夏にかけてのベーシックなアイテムを紹介します。春~夏の着こなしは主に以下の3つのアイテムから成り立ちます。
- アウター:コート、ジャケット、ブルゾンなど
- インナー:シャツ、ニット、スウェットなど
- パンツ:ジーンズ、チノパンなど
これらを春、夏それぞれのコーディネートにあてはめると以下のようになります。
- 春:アウター+インナー+パンツ
- 夏:インナー+パンツ
特に春向けの「アウター+インナー+パンツ」は初秋でも活躍する「組合せの基本」ですので、各アイテムをよく覚えておくと、着こなしの際に何かと便利です。
これからどういったアイテムがあるのかを紹介しますので、ご覧下さい。
2.アウター
(1)コート
春は季節の変わり目で、昼と夜の気温の変化が激しい日が多いもの。春夏のコートはジャケット替わりに着る事が多いですが、ジャケットの上に着る場合や場合もあります。綿、ナイロンなどの薄手の素材のものがあると便利です。
 ステンカラーコート(左) 最もベーシックなコート。 スーツのアウターにも使え、守備範囲は広い。 カジュアルウェアとしての着用なら、タイトめでシャープなシルエットのものを選ぶと良い。
トレンチコート(右) 元々第一次世界大戦時のイギリス軍で塹壕(トレンチ)で着たコートが起源。大きめの衿と凝ったディティールが特徴。 春夏用では、写真のように着丈が短くジャケットのように羽織れるカジュアルウェア向きのものもある。
(2)テーラードタイプジャケット
ここではスーツのトップスと同じ形のテーラードタイプのジャケットを集めてみました。 最近はカジュアルシーンでもテーラードタイプが定着しており、バリエーションが増えています。
【ドレスアップタイプ】 スーツの上着のような作りのジャケット。 実際にビジネスウェアとしても活用できるものも多い。
ネイビーブレザー(左)
いわゆる「紺ブレ(ブレザー)」と呼ばれるジャケット。カジュアルからビジネスシーンまで幅広く対応。素材はウール。春夏用はトロピカル織りが主流。
ショートタイプ テーラードジャケット(右) 最近は写真のように着丈が短いテーラードジャケットも多い。身頃もタイトでシャープな着こなしに向いています。
【カジュアルタイプ】 ワークウェア、シャツジャケットのように気軽に羽織れる一枚仕立てのジャケット。テーラードジャケットを着慣れない人でも取り入れやすいアイテム。
 
綿ジャケット(左) 春夏のカジュアル用アウターウェアの定番。薄手のものはシャツ感覚で着れる。
デニムジャケット(右) ブルージーンズと同じデニム素材で作られたジャケット。 素材感が最もカジュアル寄り。
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