1.カジュアルファッション向けのベルト
スーツ姿でベルトをしないのはかなりみっともないものです。もちろんベルトをしない仕様のパンツやサスペンダーをしてパンツを吊るすパターンもありますが、普通はベルトでウェストを固定する形態が多いはずです。 それに比べ、カジュアルシーンでは「ベルトをしない事」も当たり前の状態にあると言えます。
シャツのパンツ外出しが流行り始めた頃から、カジュアルシーンでベルトをしない男性が増えていましたが、最近はローライズ系ジーンズの人気もあって「見せる」意味で、アクセサリー感覚でのベルト装着が見直されています。 その為、いざベルトをしようと思った時にどんなベルトをすれば良いのか迷う事はありませんか?
ジーンズは元々体型にフィットするものでもあり、「ベルトをつけなくてもても何とかなる」ものですが、ここではジーンズへの装着を例にとって、カジュアルファッション向けのベルトをいくつか紹介します。 尚、チノパンやカーゴパンツ等もベルトループが太めなので、基本的には同様に組み合わせが可能です。
2.様々なベルトの例
以下は主にジーンズへの装着が中心の太めベルトです。
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(1)最もオーソドックスなベルト
これは厚手牛革一枚のベルトで、シンプルなバックル部のオーソドックスなベルト。
全体的にあっさりめにしたい場合、あるいはシャツ等トップスを中心にコーディネートを組み立てて、小物が邪魔にならないようにしたい場合に付けます。
癖が無いので守備範囲が広い。初めの一本としておすすめです。シンプルなデザインなので、革の品質が良いものを選びましょう。 |
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(2)コイン打ち込みタイプ
これは上のようなオーソドックスタイプの後部側にコインを打ち込んだタイプです。※このベルトに付いているものは厳密にはコインではありませんが、アメカジ系ブランドでは良く見かけるタイプだと思います。
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(3)鋲複数打ち込みタイプ
上の(2)よりさらにデコラクティブなベルト。多数の鋲が全面に打たれています。
ローライズ系ジーンズを履くときにはこのくらいインパクトのあるベルトが良いのですが、鋲の多さもありやや重いのが難点。また太さも結構太めなので太いベルトの装着が可能なジーンズでなくてはなりません。
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(4)ペイントデザイン入り
これは(1)~(2)のようにあっさりしたベルトに文字をペイントしてデザイン性をUPしているもの。
これも主張の強いベルトなので「ベルトを見せる」事を前提とした場合に付けるのが良い。(3)に比べるとユーロ系カジュアル向き。
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(5)ブラウンのベルト
これも全体の形はオーソドックスだが、縁の編みこみがデザインのポイントで、カジュアル感を演出している。
ベルトは革小物のひとつとして、靴と同系色でコーディネートするのが基本なので、どうしても黒が多くなりますが、自分の持っている靴に合わせてこういった茶色や白いベルトを合わせると、コーディネートが1ランクUPします。
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(6)布ベルト
いわゆる作業着用によく使われるタイプの無段階調整バックルタイプ。布地部分が丈夫で厚い2重構造のナイロン。
真夏に履くショートパンツの場合、革ベルトだとやや重厚な雰囲気となってしまう為、布ベルトがあわせやすい。 また、布の特性を生かし、派手めな織りや柄のベルトをあえて見せて装着するというテクニックもある。 |
以下2点は主にトラウザーズに合わせる細めのタイプですが、一応紹介します。 ワンウォッシュのジーンズや、チノパンなどでドレッシーな雰囲気を演出する際に役立ちます。
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(8)茶の型押しレザーベルト
綺麗なドレスダウン・コーディネートで革モノを明るめの茶系でまとめたい場合に付ける。 靴とテイストを合わせたい。
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(9)黒ベルト
これもスーツ向けのものだが、黒の綿パン等と合わせシックにコーディネートしたい場合などに利用できる。
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