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体型(筋肉質、太め、痩せ型)をリカバーする着こなし-3

6.色、柄に関するテクニック

筋肉質体型、太め体型、細め体型共に強調したい部分、強調したくない部分というのがあります。
ここでは、色や柄に関する体型カバーの参考情報として、色や柄と見え方の関係について触れておきます。
より詳しい色に関する情報はこちらで紹介していますので、ご一読下さい。

 
(1)膨張色と収縮色

左の淡い色は膨張色。
広く、大きく見せたい場合、目立たせた
い場合に役立つ。
 
右の濃い色は収縮色。
目立たせたくない場合、シャープに見せたい場合に役立つ。
 
 
 
 
 

(2)濃い色と薄い色の配置

左は中心が濃い色、周囲に薄い色を配置。
この場合は、周囲に向かって広がっていくように見えるので、全体を大きく見せたい場合に有効。
 
右は中心が薄い色、周囲に濃い色を配置。
この場合、中心の薄い色が目立ち、周囲が目立ちにくくなるので、コンパクトに見えやすい。
(ウォッシュジーンズの太腿部において、中心のみ強く色落ちをさせているのはこのテクニックの応用。女性用ジーンズによく見られる。)
 

(3)柄の有無

左は柄の無い無地。右は柄がある生地。
同じ色がベースでも、柄がある方に比べ、柄が無いほうが大きく、広く見える。
 
その部分を大きく見せたい場合は無地を、コンパクトに見せたい場合には柄のあるものを選ぶと良い。
 
 
 
 
 

(4)縞の縦横

皆さんご存知かと思いますが、再確認を。
縞模様は横縞の場合は横に広く見え、縦縞の場合は縦に長く見えます。
 
横幅という観点では、横縞は「広く」、縦縞は「細く」見える事になりますので、幅の見せ方を工夫する際に役立ちます。
 
 
 
 
 
 


7.さいごに

以上、主に「メリハリのあるシルエットに見える着こなし」という視点で、体型別のリカバー方法を書いてきました。
本来であれば、
  • 自分の体型を熟知し、体型を生かした着こなしをする
  • 自分の理想の体型に近づく、あるいは維持する為に日頃から自己管理を怠らない
といった事が重要なのですが、すべての人が「体型を生かした着こなし」や「自己管理」ができるとは限りません。特に、自分の着こなし方に自信が無い人とっては、体型の事が一層ネガティブな要因になってしまいます。
 
その際、ここで書いた事が多少なりともヒントになり、ゆくゆくは着こなしなり体型の自己管理に繋がっていけばと考えています。少なくとも、「理想体型でなければ、ファッションを楽めないという事は無い」ことだけは覚えておきましょう。