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部位別の体型リカバーについて 上半身編-2

4.なで肩、肩幅が狭い

肩幅が狭い、なで肩といった悩みも比較的よく聞かれるテーマです。肩幅が狭い人となで肩の人は細かく見れば違いますが、対処方法はおおむね同じです。ここではなで肩の人を中心に書きますので参考にして下さい。

(1)標準的体型の人と、なで肩の人の違い

左が標準的体型の人、右がなで肩の人で、赤い点線が着る上着のシルエットです。
 
左の標準体型の人は、洋服が体に程よくフィットしていますが、右のなで肩の人の場合、青い点線部分の空間が空いてしまいますので、その分→のように方が下がってしまいます。

その分、大きいサイズの服、又はルーズなシルエットの服を着ているように見えてしまったり、男性ならではの力強さが見られなくなります。
 
 

(2)対処方法

①肩パッドの入った服や、厚手の生地で肩のラインがしっかりした服を着る。(左図)
ジャケットやコートの場合であれば、裏側にちょっとしたパッドを入れる事で肩に出来る空間を埋める事ができます。ただし、あまりに大きいパッドを入れるとバブル期のオジサンになりますのでご注意下さい。

また、Gジャンなど、肩のラインがしっかりしており、厚手の生地で型崩れしにくい服もオススメです。
 
 
 
②肩幅の狭い服を着る。(右図
なで肩や肩幅が狭い人によく見られるのは(1)で述べた「肩のラインが腕側に落ちてしまっている事」です。
よって、これを補完する事で見た目のマイナスを減らす事ができます。方法は簡単で、「肩幅が狭い服を選んで着る」ことです。

図の青い点線が普通の服で、赤い点線が肩幅が狭い服です。肩幅が狭い分、赤い→の分だけ肩幅は狭くなりますが、その分肩のラインが持ち上がる事になります。
なで肩の人や肩幅が狭いと悩んでいる人の多くは「肩周りがひ弱に見える」と考えてると思いますが、逆に肩幅が狭い服を選び、腕側を積極的に見せる事により、「ひ弱さ」はある程度解消されると思います。
※合わせて二の腕を鍛えておけば効果がさらに上がります。

「2.頭部や顔が大きい」と同様、こちらも逆もまたしかりでして、肩幅が広くて悩んでいる人の場合は、逆に肩のラインが強調されない服や、肩幅が広めな服を選んで着る(こちらの「ボディライン」の項目参照)などの方法があります。

しかしながら、男性のカジュアルウェアの場合、肩幅が広い事はプラス要素となる事が多いので、こちらの「筋肉質体型」でも触れたように、上手に活用しましょう。
 

5.ウエストが出ている

ウエスト周りは、上半身と下半身を繋ぐ重要な部位ですので、この部分だけを切り取って考えるのが実は難しい部分です。この部分については、ピンポイントで考えるのでは無く、シルエット全体のバランスから対応したほうが効果がありますその方法は体型(筋肉質、太め、痩せ型)をリカバーする着こなし-2」の「4.太めな体型の人」の項目で紹介していますので、そちらを参考にしてください。

※また、頭部の大きさや首、肩と異なり、自分の努力で変える事ができる部位でもありますので、ある程度の自己努力も必要です。