このように、「どこにボリュームを持たせるか、どこをシャープに見せるか」をその服のシルエットとは別にカラーコーディネートでコントロールする事ができます。
また逆も同様で、ボリュームを出したくないところに膨張色を持ってきたり、ボリュームを出したいところに収縮色を持ってくるとマイナス面が強調されてしまいます。
(3)視点目立つ色は見る人の視線が行きやすいので、そこにアクセントとなる色を置いて視線を誘導するテクニックがあります。こういったアクセントになる色を「差し色」と言います。組合せは以下の通り。
上の①~③では、
②=視点がその人の上に行く。
③=胸~お腹あたりに視点が行く。 となります。一般には背が低い人は首に近い場所にアクセントを、背が高い人は上側にアクセントを置かないのが通例です。(詳しくは「体格の差をリカバーする着こなし」参照。)
3.実際の例~ベーシックカラーよりこれらを踏まえた上で、テーマカラーをベーシックカラーとした場合の実際の組み合わせ例を紹介しましょう。各色の例は、主に以下4パターンを想定しています。 ①ショート丈のTopsやシャツなどにテーマカラーを配置した場合 (1)ホワイト①白いトップス+ウォッシュされたジーンズ。最もシンプルな組み合わせのひとつ。シャツでもジャケットでもOK。 ③白のジャケットは清潔感を演出。パンツ~靴にかけて茶系のグラデーションを掛けてオトナっぽい雰囲気。
④白のコート+ウォッシュドジーンズの組合せ。ベーシックな組合せだが、コート、パンツ共に落ち着きのある色なので、インナーに明るめの色を持って来ると良い。春に似合うコーディネート。
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