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カラーコーディネートの実例-4

(5)茶色

 

①茶色はイタカジ系などの「オトナの雰囲気」を演出しやすいアイテム。カジュアル感の強いショートジャケットをあえて茶色にしつつ、全体も同系色を組み合わせる事で纏まりを持たせている。
②茶色のパンツは落ち着きやすいアイテム。トップスに白を持ってきてカジュアルでスポーティな雰囲気を出した。
③茶色のジャケット+ブルージーンズ+白シャツのコーディネート。秋冬の定番の組み合わせ。レザーや厚手のウールなど素材感のあるアイテムを組み合わせたい。
④茶色のコート+モノトーンの組合せ。モノトーンの重さを茶のコートでやや緩和している形。色は全体的に暗めなので、素材感や柄等でアクセントを付けたい。
 

(6)ブルー

 
 

①ブルーのGジャン+チノパン(又はベージュのカラージーンズ)。アメカジ系定番の組合せだが、パンツを細身に、靴をシャープなレザーシューズにしてややオトナっぽい雰囲気とした。
②ブルーパンツに派手目なトップス。写真のようにはっきりした色はスポーティなアメカジ系コーディネート。
③紺のジャケット+パンツはスーツでは超定番。同系色のブルーの組合せを、あえてデニムにしてみる。ドレッシーなシルエットとカジュアルな素材の組合せを楽しむ。
④紺のコートは落ち着きのあるアイテムだが、派手なインナーやパンツを合わせると子供っぽく見えてしまうケースがある。ここでは無彩色を合わせシャープに仕上げた。濃色のコートの面積が広いので、パンツは白にして重さを緩和させている。
 

4.さいごに

このコーナーでは着こなしと色の関係の具体例を、各アイテムの写真の組み合わせで紹介しました。
実際にはこれと各アイテムのデザイン、柄、素材などが絡み合ってコーディネートが決まっていきます。
しかしながら、自分なりの色に対するスタンス(好きな色、好きな組み合わせなど)を意識しておくと、服と服の組み合わせの精度がより高くなるので、洋服を買う時や実際のコーディネートの際に役に立つと思います。
また、ここで紹介したのは組み合わせにおけるほんの一例に過ぎません。
もっとたくさんの組み合わせアイデアがあります。皆さんも色々な組み合わせを考えてみて下さい。