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COOLBIZ(クールビズ)の着こなし-3

4.小物について

ここでは「ベルト」「靴」について触れておきます。
最低限のルールとして、「革の色を合わせる」事です。
 
 
 
「COOLBIZ」はかなりカジュアルな着方に近い着こなしです。
しかし、だからと言って布のベルトやスニーカー等を合わせてはいけません。
「シャツ+パンツ」というミニマムな着こなしだからこそ、ベルトや靴といった小物は目に入りやすくなります。
しっかりとした革製のものを身に付けるようにしましょう。
もしスニーカーを合わせる場合も、ドレッシーなレザースニーカーを合わせるほうがバランスが取れます。
 

5.カラーコーディネートの例

シャツとパンツの色、柄の組み合わせ例です。皆さんのコーディネートの参考にして下さい。
 
 
(A)~(D)はベーシックカラーのパンツと、白いシャツとの組み合わせ。

(A)は紺、(B)はチャコールグレーのパンツ。スーツの上着を脱いだ状態と同じで、かなりシルエットやディティールに凝らないと厳しい。
対して(C)や(D)のベージュ~茶系は白いシャツとの相性が良い。
 
そこで、(A)、(B)の色の組み合わせを元にひと工夫をしたのが(E)~(H)の組み合わせ。
(E)、(F)は(A)、(B)と同じ色のパンツだが、ストライプ、チェックなど柄の入ったパンツを組み合わせた。

(G)、(H)はシャツのほうに柄の入ったものを組み合わせた。
パンツまたはシャツのどちらかに柄モノを組み合わせる事で、だいぶ印象を変えることができる。
 
 
 
(I)~(L)はカラーシャツとパンツの組み合わせ例です。色の組み合わせのポイントは「多くの色を使わない事」です。
(J)が黄色~ベージュという同系色のグラデーションである事はお分かりかと思います。

(I)(K)(L)の3つは、一見「多くの色を使っている」ように見えますが、「グレー&白」は無彩色なので、他の色の邪魔をしません。
「無彩色+1色」の組み合わせなのです。
また、(K)(L)は夏らしいさわやかな印象を与えます。
 
(M)は青のチェック柄シャツですが、チェックの色が1色増えると印象が変わるという例が(N)です。
 
(O)は(K)と比較して下さい。同じピンクでも、柄が入るとシャープな印象になる例です。
 
最後にモノトーンの組み合わせ(P)です。白いシャツ+黒いパンツでは、学生のようになってしまいます。そこで、シャツにチェック柄のものを持ってくる事で、モノトーンの組み合わせもシックな雰囲気になります。