4.白のショート丈コート
I  J
白のコートは汚れやすい、膨張色等の理由で敬遠されがちなアイテムだが、上手に着こなせば非常にかっこいい。
ベルトを締めてウエストを細めに見せるのが膨張色をリカバーするコツ。ここでは黒、茶と違うダブルブレストのトレンチコートで合わせています。
Iは黒のインナー+ウォッシュドジーンズとの組み合わせ。比較的ベーシックな着こなしにもこのように合わせる事はできるという例。
Jは暖色系のアイテムを合わせた例。インナーにオレンジのニット、パンツはやや濃い目のベージュのパンツを合わせています。また、靴も茶色をあわせ、全体的に統一感を持たせているのがポイント。暖かみを感じる秋冬に似合う着こなしです。
K  L
KはJの暖色系に対して、寒色系を合わせた例。サックスのインナーと濃いブルージーンズを合わせています。サックスのインナーと白のアウターを組み合わせる例は女性の着こなしに良く見られるものですが、男性でも取り入れることができます。
Lは全身白系でまとめた着こなし例。分かりにくいがシャツはうっすらとピンクのストライプが入っています。 こういう白系の多い着こなしは全身黒一色の場合以上に「照れ」が先行して着こなすことはほとんど無いと思うが、黒同様若干色味や素材感を変えたり、インナーに柄を持ってくると着こなしやすくなります。
また、鞄や靴などの小物を黒のレザーで合わせ統一感を持たせつつ、コーディネートにアクセントを持たせる等の手法もオススメ。
5.ネイビーのショート丈コート(Pコート)
M  N
トレンチコートがダブルになったところで、ダブルブレストコートの定番であるPコートをここで紹介。Pコートも着丈が短いコートの定番のひとつで、着こなしの幅が広いアイテムのひとつ。
MはPコートの起源にならってボーダー柄のカット&ソー+ブルージーンズを組み合わせた例。春~秋頃に合わせやすいフレンチカジュアルテイストの着こなしです。
Nはカジュアルなストライプシャツ+黒のカーディガン+ホワイトジーンズとの組み合わせ。こちらもMと同様コートにあわせ青系を中心に着こなしを構築している。カジュアルな重ね着であるが、使っている色数が少ないので、ごちゃごちゃせずにすっきりしています。
O  P
Oは暖色系のインナーやウォッシュドジーンズと合わせることで、カジュアル感の強いスポーティな印象の着こなし。ジーンズをXX系のものにしてアメカジテイストで着こなしても良い。
Pは反対にPコートを大人っぽく見せる為の着こなし。インナーをあっさりとしたモノトーンにする事で落ち着いた印象となります。(Nと比較するとよく分かる。)
この場合、トップスに濃い色、パンツは淡い色とする事で上下のバランスを取っているが、インナーとパンツの濃淡を逆にするとバランスが崩れやすい為、要注意です。
6.さいごに
カジュアルファッションで最も取り入れやすいショート丈コートの着こなし例を紹介しました。
ここではトレンチコートを中心に紹介しましたが、色やアイテムの合わせ方はフィールドジャケットなど着丈の長めのジャケット等にも応用できる情報が多いと思います。また、想像力が豊かな方は、ここで紹介したコート達の着丈がもっと長かったらどうなるだろうかと考えてみると面白いでしょう。
着丈が長くても問題の無い着こなしもあるし、そうでない場合もあると思います。(ポイントはトップスとボトムスの面積と合わせている色によります。)
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