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異なるスタイルの組み合わせと
カジュアルファッションの成り立ち

ここでは、現在のカジュアルファッションの源流を作っている2つの流れ「アメカジ」と「ヨーロピアンカジュアル」とはどのようなものかを、異なるスタイルの組み合わせから考えていきます。

 
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さて、ここからが本題です。

まず、日本で人気の「アメカジ」=アメリカンカジュアルのスタイルはどういった構成なのでしょうか?かなり大雑把ですが、左の図5のようになります。

一般にアメカジは「ワーク+スポーツ」です。
アメカジ好きな方に人気の「アロハシャツ」も広義では「スポーツウェア」に入ります。

特に「下=ワーク、上=スポーツ」の組み合わせが多いのではないでしょうか?

「例」
・Tシャツ+カーゴパンツ
・スウェットパーカー+チノパン
・ポロシャツ+ジーンズ
                   などなど
 
   これに対して、「ヨーロピアンカジュアル」はちょっと変わってきます。
その理由は今の日本で言う「オフィスウェア」に相当する服をプライベートでも着てしまう事です。

元々スーツはヨーロッパ(特にイギリス)が本場ですので、あちらの人は、日本人のように「スーツ=仕事用の服」とは思わず、「エレガントなデザインされた服」と見ているようです。これは歴史的背景も大きいと思います。(図2参照)

ヨーロピアンなカジュアルスタイル(例えばバブルの頃に流行ったイタカジ)はこういった着こなしです。

「例」
・3つボタンジャケット+ジーンズ
・Gジャン+ボーダーTシャツ+ウールパンツ
・ジャケット+スウェット+ジーンズ
・ドレスシャツ+カーゴパンツ
                    などなど
 

ヨーロッパのお洒落な人達は、ともするとオフィス向けの服を(場合によってはフォーマルでさえ)どんどん組み合わせてしまいます。それだけ生活そのものに「デザインされた服」が根付いているのでしょうね。歴史のなせる業です。

※ちなみに、ヨーロッパでジーンズなどのワークウェアが広く一般に着られ始めたのはWWU後と言われています。
戦後、ヨーロッパに駐在するアメリカ兵の私服のLevi's501や、物品不足だった時期に支給されたUSAの服、米軍払い下げの 軍服などがヨーロッパのカジュアルウェアに大きな影響を受けたようです。
だから、ヨーロッパの人たちは「ヨーロッパの伝統的な服+U.S.A.の合理的な服」の融合ができたのでしょう。
嘗て、アニエスbはLevi's501をそのまま仕入れてショップで売ってました。アニエスの服はヨーロッパテイストですが、ベーシックな501は自身の服と合わせ易いと判断したのでしょう。


かなり強引な結論ですが、要約するとこうなります。

(1)アメリカンカジュアル
主にワーク&スポーツウェアでコーディネートされ、楽ちんな着心地や、メンテナンスが楽な服が多い。
着こなしのイメージは「リラックス」「ワイルド」「スポーティ」なもの。


(2)ヨーロピアンカジュアル
伝統的なスーツなどの着こなしと、ワークウェア、スポーツウェアの機能性が融合した着こなし。
時には楽では無いが、スタイリッシュな服や組み合わせを行う。
イメージは「シック+リラックス」「クラシック+ラフ」「シャープ+イージー」などなど。

4.番外編:ヨーロッパ風コーディネートのススメ

今、日本で最もメジャーなカジュアルファッションは「アメカジ」ですが、私は「ヨーロピアンカジュアル」をオススメします。その理由はこういったものです。

@アメカジ好きの人
  →今手持ちのアイテムを活用してコーディネートの幅を広げる事ができる。
Aこれまでファッションに無頓着だった社会人の人
  →スーツに近いシルエットでカジュアルファッションが出来る為、慣れ易い。
B若年層からシニア世代まで幅広く着る事ができる。

中でもまず取り入れるアイテムは「テーラードタイプのカジュアルジャケット」です。基本的な形はスーツの上着と同じですが、素材や作りが違い、落ち着きがありながらカジュアル感を演出する事ができます。
最近ではGAP等のアメカジブランドでもテーラードタイプのジャケットを扱うようになり、安価に手に入るようになりました。もしヨーロピアンファッションにご興味のある方は、是非一度手に入れてみると良いでしょう。

 
 
 
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