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お洒落になる方法について

当サイトを訪れる多くの方の目的は「どうすればもっとお洒落になれるのか?」「どうすれば効率的にお洒落になれるのか?」といったことだと思います。
 
ここでは具体的な知識ではなく、当サイトの根本思想とも言えるお洒落になる方法について触れています。
 

(1)方法その1:ブランド品を手に入れる。

一般に心理学では「不安なときには高級なブランド等の服を着ると良い」と言われるそうです。
 
メジャーな高級なブランドは、その価値が明確に周囲に分かり易いので、上に書いた「身体像境界」をたやすく大きくする事ができます。(特にブランド志向や地位、権力志向の強い人には効果テキメンです。)欧米で高級ブランドの衣料やbag等の小物が珍重されるのは、欧米社会が日本以上に社会的地位による格差が高い為だと言われています。だから、彼ら彼女らがメジャーブランドの商品を身に着けるのは、ある意味「本当のヨロイ」なのです。
 
しかしながら、高級ブランド品は誰でも入手できるものではありません。理由は単純。高額だからです。
皆さんもある程度はご存知だと思いますが、GUCCIやPRADA、D&Gの服はとても高価です。学生さんだけでなく、我々社会人でも普通の給与所得者ではめったに手が出ません。
 
高級ブランド品が高価な理由はいくつかありますが、主な理由は「生産量が少ない」「デザイン料&ライセンス料」「凝った作りで製作工程にコストが掛かる」等などです。また、ある程度のブランドステイタスを維持する意味も含め高価格を維持している面もあります。
高級ブランド品を所有する効果はズバリ「看板効果」です。「高級ブランド品を身に着けることで自分もステイタスが向上した」気分になれるのです。「見た目にお洒落」である事に加え「高級品を持てる金銭的余裕がある」という経済面でのアピール度が高いのです。
 
しかしながら、高級ブランドのリスクは「高級すぎる」事。本当にかっこいい服は実際に着こなすのが難しいもので、ある程度のスキルが必要な上、メンテナンスにも手間が掛かるものです。
 
また、見た目に着こなせていない状態で無理にブランド品を身に着けても、単なる「経済的優位性をアピールしたいバブルな人」に見えるだけですから、ファッションの観点から見るとむしろマイナス面に働きます。
※日本の社会では、欧米程地位格差は大きくは無いので(一部の方々は除きますが、そういう人はこのサイトには縁が無いはずです。)その効果はやや薄まります。

特に我々男性の場合、逆に高級ブランド品を「私はブランド品を持ってます」と主張する事がマイナスと受け止められる場合もあるくらいです。(女性の場合そうでも無いようですが。)
手法は単純ですが、落とし穴もあるのが「高級ブランド品」なのです。
 

(2)方法その2:独自のスタイル・センスを身につける。

(1)では方法としては分かり易く単純な「ブランド品」について書きましたが、これではコストが掛かってしまい、リスクもある事に触れました。では、ブランド品を手に入れる事よりもコストが掛からず、リスクも少ない方法はあるのでしょうか?
 
ここで活躍するのが「知識」「経験」から生まれる「自分独自のスタイルやセンス」なのです。
有名ブランドのものでは無いが、着こなしがうまくいっていて、自分に似合っている。また、メジャーでは無いが自分自身のルールに則って、コダワリを持った服を着ているなどなど。
 
あくまで目的が「自分に自信を持つ」事ですから、自分の心の中に本当に自信を持っている「何か」があれば、必要以上にお金を掛ける事は自然と無くなるはずです。
 
この手法のメリットは「(1)に比べてお金が掛からない」事と「応用が利く」事です。
高級ブランド品は一着数万~数十万円をするものも珍しくありませんが、その費用があれば、それ程高価では無い服なら数着~十倍の服を買うこともできるものです。そこで、色々な服を着ることでセンスを磨き、レパートリーを増やす事ができるワケです。
 
また、(1)は単にモノを買うだけですが、こちらはセンスを磨く事なので、本来の目的である「自信をつける」という心理面に直結しやすいのです。自信がつくと服やコーディネートを見る眼が肥えますから、一層洗練されたファッションを楽しむことができるのです。
 
もちろん、この手法にもリスクはあります。
一番のリスクは「手間と時間が掛かること」です。それなりの知識を習得するのにはある程度時間が掛かりますし、費用対効果のある服を探すのも手間を掛けて探さなければなりません。
経験を重ねる為に失敗する回数も多いので、ある程度自信がつくまでは後悔する事も一度や二度ではありません。その度に頭を捻り、分析を行い、学習をしてゆく必要があります。
 
また、(1)と違い、「誰でもわかる価値観」では無いので、センスや好みが周囲の人と異なる場合、自分が想定したような効果が得られない可能性があります。
 

(3)おすすめはどちら?

では、私のおすすめは?と言えば、お分かりですね。もちろん(2)です。
 
(1)は「モノとお金に頼る」事ですが、(2)は「モノをうまく扱うセンス・マインド」を鍛えるものです。
面倒な事が多く、手間も掛かります。そして失敗する事も多いですが、苦労して身に付けた感覚やセンスは決して揺るぐことはありません。一度乗りこなした乗り物や演奏した楽器の扱い方は、しばらく離れていてもすぐに感覚が戻ってくるもの。ファッションも同じです。
 
何故「洋服にそんなに手間を掛ける必要があるのか?」と思われる方もおられると思いますが、別段こういう考え方は服に限った事ではありません。皆さん他にもスポーツ、音楽、車やバイク等様々な趣味を楽しんだり、学業や仕事に励んでいる事と思います。
 
生まれ持って裕福な家庭に生まれ、何不自由なく育っている方であればそんな苦労も無いでしょうが、我々一般人は、何かにつけて苦労しながら様々な事を身に付けて成長していると思います。
そのアイテムのひとつがファッションであるだけなのです。もし他の趣味や仕事と同じようにファッションも楽しみたいと思うのであれば、同じように接すれば自ずと経験を積むようになるものです。
 
尚、当サイトは(2)における「手間と時間が掛かる」リスクを少しでも低減する情報を提供することを目指して運営しております。
 

(4)おまけ~ブランドファッションについて

上記ではブランド品についてややネガティブな書き方をしましたが、ブランド品自体を否定しているワケではありません。むしろ、ある程度経験を積み、お金に余裕ができた時には、一度ブランド品にも挑戦して欲しいと私は思っています。
 
良きにつけ悪しきにつけ、ブランド品の価値は「実際に手に入れてみないと」分かりません。
もちろん名ばかりのブランドもありますが、中には本当に高品質であったり、非常に素晴らしいデザインや、クリエイトされた物も多数あります。こういった「逸品」に接する事は自分の成長にも繋がることでしょう。