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3.実例の紹介 上記に各々の項目を挙げましたが、中々分かりにくいところも多いと思いますので、以下に2つの洋服を比較した実例を挙げてみたいと思います。
(1)ジーンズの例
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アイテム |
| 項目 |
Levi's redloop
505 |
Lee
Riders Bootcut 102Z |
| メーカー |
Levi's Japan |
エドウィン商事 |
| デザイナー |
- |
- |
| ブランド |
Levi's |
Lee |
| シリーズ名称 |
redloop |
無し |
| テーマ |
5P ストレート ジーンズ |
5P ブーツカット ジーンズ |
| シルエット |
細めのストレート、股上浅め |
細めのブーツカット、股上浅め |
| 素材の品質 |
粗野感を出した右綾デニム |
縦落ちを意識した左綾デニム |
| 素材以外の品質 |
金属パーツの錆加工など、従来レギュラー品より1ランク上の品質 |
ヴィンテージラインのパーツを生かして前モデルよりクオリティをUPした。 |
| ディティール |
ベルトループやリネンパッチ等に独自性あり。 |
Leeの基本仕様に忠実に則っている。 |
| カラーバリエーション |
履きこみ感を再現したウォッシュ加工。 |
インディゴブルーそのままのワンウォッシュ。 |
| 価格 |
11,000円 ウォッシュ加工分やや高めか? |
8,900円 スタンダードな価格を実現。 |
| 総論 |
Levi'sのレギュラー品では独自の生地処理やディティールで「ジーンズのワイルド感をUP」させたやや高級なシリーズ。
「スタンダード+α」のバランスが取れている。 |
旧来より人気のあった定番品を、シルエット、パーツ類の見直しによりやや現代風にアレンジした商品。「現代風のアレンジ」を許容できればクオリティは高いのでオススメ
。 |
「シリーズ名称」は「ディティール」に内包されますし、カラーバリエーションはどちらもワンウォッシュ、ウォッシュ加工があるので「たまたま違う加工のものを比較しているに過ぎない」ようです。
こうして見ると両者の大きな違いは以下の3つになります。
(1)ブランド(Levi'sかLeeか)
(2)シルエット(どちらも細め。ストレートかブーツカットか)
(3)ディティール(遊びを取るか、オーセンティックを取るか)
(4)価格(その差2,100円。缶ジュース17.5個分、UNIQLOでシャツ1枚が買える。)
あとはこの4つから自分の優先順位を決めて選ぶ事で、どちらを購入するか決定できると言う訳です。
尚、こういった項目はできるだけ少ない方が選び易い事が分かると思いますので洋服を比較する際には「価格」「テーマ」など
ある程度自分なりの前提条件を決めて要素を絞り込む
とスムーズな商品選択ができるようになります。
(2)シャツの例
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アイテム |
| 項目 |
無印良品 ボタンダウンシャツ |
BENETTON ボタンダウンシャツ |
| メーカー |
良品計画 |
ベネトンジャパン(日本企画品) |
| デザイナー |
- |
- |
| ブランド |
無印良品 |
UNITED COLORS OF BENETTON. |
| シリーズ名称 |
無し |
無し |
| テーマ |
ボタンダウンシャツ |
ボタンダウンシャツ |
| シルエット |
身頃ゆったりめ、着丈は普通。 |
身頃細め、着丈短め |
| 素材の品質 |
やや柔らかめな綿のオックスフォード生地。 |
標準的な綿のオックスフォード生地。 |
| 素材以外の品質 |
価格相応の縫製。耐久性は十分。ボタンの質感は以前よりやや落ちたか? |
ボタン自体やボタンホール等の縫製はレベルが低かった。 |
| ディティール |
標準的なボタンダウン・シャツのディティール。 |
「Due Bottoni(ドェ・ボットーニ)」やカフスの処理などイタリア風の凝ったディティールが採用されている。 |
| カラーバリエーション |
白やブルー等数色 |
白やブルー等数色 |
| 価格 |
1,900円 低価格 |
8,900円 → セールで3,900円で購入 |
| 総論 |
無印良品の定番品。
ゆったりめの身頃など多少の難はあるものの1,900円の価格と全体のバランスの取り方は魅力十分。 |
さすがイタリアブランドらしく定番品のボタンダウンシャツも「らしい」ディティールが光る。
しかし縫製の悪さに対する価格の高さが目立つ。 |
ここでひとつポイントがあります。
それは「価格」です。ベネトンのシャツに「8,900円 → セールで3,900円で購入」とありますが、これをどちらの価格で見るかです。私の判断は「この出来で8,900円だと高いが3,900円だったら買っても良い」と思い購入しました。
つまり無印のシャツと比較した場合、定価では勝負にならないが、セール価格だと比較対照になると言うことです。
→ 「セール」で洋服の価値は変化する。
という事を覚えておいて下さい。
4.さいごに
「以前から欲しいと思っていたジーンズを店頭で見て、ちょっ自分のイメージとずれがあったが迷った挙句購入した。
しかしその1週間後にもっと良いものが発売され、しかもそっちの方が好みで悔しい思いをした。」
「たまたま通りかかった店でセールをやっていて、自分のとても欲しかった風合いのアイテムを発見。『ラスト1個』であった為、定価の70%OFF=納得価格で購入。とてもいい買い物ができた。」
どちらもよくある話です。
洋服の買い物は難しいもの。いくら「自分は買い物に慣れている」と思っても同じような失敗と成功は繰り返されます。
ただし上記の内容を念頭に置くことで多少なりとも失敗の確率を下げる事はできると思います。
おさらいをすると以下のようになります。
(1)買い物をする際には事前にできるだけ「項目」を減らすこと。「なんとなく」の買い物が一番危険。
(2)価格は重要。各要素のバランスやセールの事を頭に置いて買い物をしないと無駄な出費に繋がる事がある。
さらにこれに2つ付け加えます。
(3)欲しいアイテムの関連情報はある程度事前に調べておく。
(4)迷った時には買わない。
いくら(1)(2)を理屈で分かっていてもその場で情報が少なく「もしかしたら…という心配事が頭の中をぐるぐる廻り、購入を決められない場合があります。その場合、「決められない=今の自分のワードローブにそれ程必要では無い」訳なので、その場はいさぎよく買わない方が、後々良い結果になるというのが私の経験から得られた自論です。
購入に迷う場合は、それ程「お気に入り」にはならないので、買ってもあまり着ないケースが多いものです。
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