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1.ファッション雑誌に欠けているもの

当コーナーはファッションに興味、関心はあるものの、どのようにすればお洒落を楽しむことができるのかが分からないといった方を対象として、独自の視点で情報提供を行っています。
 
理由は私自身がファッションについてある程度詳しくなるまでに非常に多くの時間と労力を掛け、無駄をしてきたのですが、そこで気づいたことが「ファッション雑誌で紹介している情報だけではお洒落にはなれない」ことです。
 
では、どんな情報がファッション雑誌には欠けているのか?それはより普遍的でベーシックな情報や、消費者目線の情報などです。たとえば本当に必ず持っているべき基本アイテムや、効率を重視した買い物のしかた、コーディネートのしかたなどなど…。
 
ファッション雑誌が商業誌である以上、クライアントである広告主の意向を汲んだ内容である必要もありますし、何より情報の鮮度を保つ為にある程度流行を取り入れた情報を発信しなければなりません。
その為、普遍的な情報が多少おざなりになってしまうのは止むを得ません。
また、ファッション雑誌では、「ベーシックファッション講座」「基本コーディネート特集」といった記事を定期的に書いていますが、誌面の情報だけではメンズファッションの基本を紹介することはできません。(本気で掲載する場合、実際には書籍並のページ数確保が必要となります。)
 
そこで、まったく情報が無い状態の人が、ある程度ファッション雑誌の情報を理解するレベルになるまでの橋渡し、あるいはメンズファッションの入門として役に立てばと考え、当コーナーで情報提供を行うことにしました。
よって、当コーナーの情報とファッション雑誌で提供される情報に優劣はありません。むしろ補完関係が築ければと考えています。

2.ファッションに関するゆがんだ価値観

また、ファッションについては「お洒落はセンスの有無が勝負なので、センスの無い人はお洒落になれない」とか、「お洒落をするには相応のブランド品を着なければダメ。ユニクロの服を着ているようではお洒落になれない」などといった世迷言とさえ言えるゆがんだ価値観が、いまだに横行しているように見受けます。
実際にはセンスの無い人はセンスを磨けは良い事ですし、高級ブランド品を身につけていても全然お洒落ではない人も、ユニクロだけのフルコーディネートでも非常にお洒落な人もたくさんいます。
問題なのはファッション業界が「効率」という言葉と相性が悪いことです。
 
人によっては「ファッションを効率の良し悪しで語るべきでは無い。その人の努力とセンスと浪費があって初めてファッショナブルになるものだ」と言います。
しかしながら、私は効率良くお洒落を楽しむ為の情報をひとりでも多くの人が知ることにより、お洒落を楽しむひとの裾野が広がるはずだと考えています。

3.当コーナーで心掛けていること

当コーナーはあくまでも私の経験に基づく独自の視点でメンズファッションの基本情報を提供しています。コーナーの運営を開始して既に数年が経過し、おかげさまで多くの方からご支持を頂いておりますのである程度の自信はありますが、あくまでも独自の視点での情報提供であることを予めご了承ください。
 
また、ファッションの情報はレベルが上がれば上がるほど、抽象的で難解なものになりがちです。
当コーナーは最も底辺の情報提供を志向していますので、記事の作成にあたり以下の点を心掛けています。
  • できるだけ理論的に、具体的に説明を行う。
  • できるだけ図解で説明を行う。
  • できるだけ理由のないレコメンドを避ける。
元々管理人自身が理工系出身であることもありますが、男性向けの基礎情報の提供については、理論的、具体的であるほうが分かりやすさに繋がると考えています。
 
 
出足から堅苦しい話になりましたが、当コーナーの情報が、皆さまのファッションライフを充実させ、楽しいものとなるきっかけのひとつになれば幸いです。
 
よろしくお願いいたします。