1.はじめに着ていく洋服をあれこれ考えてコーディネートして、いざ外出した際に「しまった!」「失敗だった」と思ったことはありませんか?この場合、大きく2つの理由が考えられます。
前者は基本的に嗜好との相性の問題ですが、後者は目的との相性の問題です。
とかくファッションを語る際は「ファッションはセンスが重要」「個性が大事」と言われますが、実際の日々の生活のファッションに重要なのがこの「目的との相性」です。
ここでは、そのことについて触れてみたいと思います。
2.「目的」の考え方洋服を着る目的はいくつかあります。
ただし、これらはあまりに漠然としていて、より具体的な「目的」が見えてきません。
一般的には、様々な要素を整理する際に用いられる「5W1H」という手法があります。
「5W1H」とは「Why、When、Where、Who、What+How」という6つの英語を指していて、以下の意味です。
ただし、ファッションコーディネートにおいてはこれほど多くの要素を加味する必要はありません。
そこで、「VAN」の創始者である石津謙介氏が提唱した「T.P.O.」という概念が用いられます。これは5W1Hよりもシンプルで、
という3つの要素をポイントとして考えるものです。
よく「ファッションではT.P.O.が大事だよね」と言われますが、これは「その時の着る目的にマッチしたファッションコーディネートが大事」ということです。
3.具体的な例では、実際の例を書いてみましょう。ある20代社会人男性を想定した目的別のおおまかな着こなし例です。
極端な例を書きましたが、見ての通り「いつ」「どこで」「何をする」のかが明確になると、おのずとそれに対応したコーディネートは決まってくるものです。皆さんもこの視点から自分のコーディネートを確認してみると良いでしょう。この「いつ、どこで、何をする」というのはシチュエーションとも言えますが、カジュアルファッションにおいてはおおまかに以下のように分類されます。
上記の例として以下の着こなし例を別ページにて紹介していますので、ご覧ください。
デイリーウェア:スポーティカジュアル
レジャーウェア:トラベルコーディネート
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