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靴の種類について-3

6.スニーカー

「スニーカー」とは1832年にアメリカのウェイト・ウェイブスターという人が底にゴムを張った靴の特許を所得したのが始まりで、基本的には「ゴム底を張った靴」の事。今は主にスポーツ用を起源としたカジュアルシューズやスポーツシューズを差すことが多い。
 
(E-1)バスケットシューズ
バスケットボール用シューズを起源とするスニーカー。
コンバースのオールスター等が有名。

(E-2)テニスシューズ
テニス用シューズが起源のスニーカー。アディダスのスタンスミス等が有名。
 
(E-3)ランニングシューズ
ランニング、ジョギング等に使われるトレーニングシューズ。
アディダスのカントリー、パトリックのMARATHON等もこのタイプ。
 
(E-4)デッキシューズ
船乗りが甲板(デッキ)で滑らないようにと考案された靴。紐の有無は様々だが、有名なのは写真のVANSのもの。
 
 
(E-5)トレッキングシューズ
(D-7)のクライミングブーツよりはややライトな登山用の靴を指す。
クライミングブーツがレザー製のものが多いのに対し、こちらは化繊や複合素材のものが多い。作りはいわゆる「ゴムソール圧着」のスニーカータイプ。
 
(E-6)ハイテクスニーカー
昨今のスポーツシューズのハイテク化の流れで様々な素材、ギミック、形状等になった「本気スポーツ用」スニーカーを総称してここでは纏めた。ファッション的にはナイキのエア・ジョーダンが一時期爆発的人気となった。
 
 

7.その他~複合タイプ

「3.」~「6.」までは比較的カテゴリー分けがしやすい主だった靴を紹介していますが、昨今ではさらに複数の要素を併せ持つタイプの靴も増えています。ここではその一部の例を紹介します。

(F-1)レザースニーカー
ゴムソールを圧着している革靴。どちらかと言うとドレスシューズやアウトドアシューズメーカーが自社商品の発展系として展開している事が多かったが、最近ではスニーカー中心のメーカーも自社製品ベースのファッショナブルラインとして積極的に展開している。

(F-2)ドライビングシューズ
基本的にはスリッポン構造だが、スポーツドライビングがしやすいように、ソールが踵の後ろまで回りこんでいるもの等を差す。元々はイタリアのメンズシューズだが、履き易さとデザイン性のバランスから、日本では女性を中心に人気となった。
 
(F-3)トレッキングシューズ(その2)
この靴はフランスのパラデュウムのもの。トレッキングシューズのカテゴリーに入るが、元々は(D-9)のコンバットブーツの流れでフランスの軍足だった。他の国でも同じようなデザイン、構造の靴が多数存在する。