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シャツのシルエット、フィッティングについて-3

3.着こなしの例

様々なシャツの実際の着こなしの例をいくつか紹介します。
 
 
①ウェスタンシャツ
これはLevi'sのカタログ写真です。
丈はちょい長めですが、ウェストが割りとシェイプされています。オーセンティックなウェスタンシャツは「ウェストがシェイプされている」「衿や袖のカラーが大きめ」など割と今のトレンドに近いデザインかも知れません。ただし、デニム+デニムの組み合わせにはご注意を。

 
②ボタンダウンシャツ
とてもオーソドックスな着方ですが実はGucchiのコレクションです。袖や腰のドレープなど、ややゆったり目ジャストフィットの典型。メンズドレスシャツの着こなしの典型とも言えます。
 
 
 
 
 
③細めのドレスシャツ
この写真も割りとオーソドックスですが、②と比べてみると分かる通り、全体に細めのシャツです。
ヨーロッパのデザイナーのコレクションですが、実はシャツ外出が少ないのです。
日本のカジュアルシーンでは「カジュアルでシャツをパンツの中に入れるのはダサい」とか言われてますが、ヨーロッパではそうでもないようです。
④着丈短めドレスシャツ
これはMoschinoのコレクション。
このシャツは外出し前提らしく、かなり着丈が短い。横幅はややゆったりめ。
 
⑤着丈短めカジュアルシャツ
このシャツはかなり「細くて着丈も短い」シャツ。
素材にかなりくたっとしたものを使っているのでぴったりめをあえて合わせているのでしょう。
 
 
 
⑥シルク?大きめシャツ
これもGucchiのコレクションですが、おそらくシルクなのでしょう。袖ももボディもワザと狙ってやや大きめのドレープ感を出しています。
日本でもバブルの頃に流行った着方ですね。
今はあまり見かけない着方です。
 
⑦プリントシャツ
これはフィット関連の例ではありませんが、にぎやかなプリントシャツの着こなしの例です。
最近又プリントシャツが流行ってますが、こうやってジャケットやパンツをおとなしめにするのはプリントシャツを着る際の常套手段です。
前面に出すとクドい場合は「チラっと見せる」程度で。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

4.さいごに

先にも述べましたが、ジーンズと違って「試着」が出来ないショップがほとんどなのでサイズ選びには注意が必要です。できるだけ自分のイメージにあった服を買えるように、ある程度自分に合うシャツの寸法を把握しておいたり、好きなシルエットのシャツのカッティングを覚えておく事をおすすめします。
尚、シャツにしろジーンズにしろ、それぞれ「シャツ=トップス」「ジーンズ=ボトムス」として応用する事で、カジュアル関連の幅広いアイテムの購入時に役立てることができます。
※フィッティングに関してもっと詳しく知りたい場合は、スーツやシャツのオーダーメイドをやってるショップのサイトを覗いて見ると面白い情報がいっぱいあります。特に寸法把握の考え方などが参考になるでしょう。
直接カジュアルには関係しないかも知れませんが、フィッティングの発想を知る意味ではいろいろ役に立ちます。