1.コーディネートとは
コーディネートを辞書サイトで調べると以下のように記載されています。
コーディネート【coordinate】 [名](スル)
1 各部を調整し、全体をまとめること。「国際会議を―する」 2 服装・インテリアなどで、色柄・素材・形などが調和するように組み合わせること。コーディネーシ
ョン。「じょうずに―した装い」
すなわち要素を調節し、全体をまとめることです。 上記の通り、ファッション用語としてもポピュラーな言葉です。
ファッションは「良いアイテム」を「良いコーディネート」できればお洒落になれます。 個々のアイテムの良し悪しについてはこちらの「個々の要素で考える洋服選び」で紹介していますが、 ここでは後者の「コーディネート」の基本について述べていきます。
2.コーディネートの3要素
洋服のコーディネートは大きく以下の3つの要素から成り立っています。
(1)全体のシルエット (2)組み合わせるアイテム (3)色、柄の組み合わせ
この3要素は深い相関関係にあり、どれかひとつが崩れてもコーディネートは失敗してしまいます。 それだけコーディネートとは高度な作業なのです。 では、個々の要素をもう少し深堀してみましょう。
(1)全体のシルエット
ファッションにおける最も重要な要素であり、且つメンズファッションの情報として一番欠けていると
私が考えている要素です。 シルエットと言えば、おおまかに「スリムシルエット」「ルーズシルエット」などと呼ばれますが、さ
らには着丈、肩幅、ウエストライン、レングスなど多岐に渡ります。 また、着た状態でのフィット感も重要ですが、それも全体のシルエットと深い関係にあります。 本来のジャストフィットサイズより大きいサイズを着れば自然とルーズフィットになりますし、小さい
サイズを着ればタイトフィットになります。
(2)組み合わせるアイテム
ジャケット、シャツ、パンツ、靴など、コーディネートで組み合わせるアイテムのことです。 まずはベーシックなアイテムから揃え、次第にコーディネートのアクセント、スパイスになるものを加
えていくのが通常のそろえ方です。
また、どういったテイストのコーディネートをするか(例:アメカジ、ヨーロピアン、アウトドア、ナ
チュラル等など)もチョイスするアイテムによって変化します。
(3)色、柄の組み合わせ
組み合わせるアイテムの色や柄のことですが、色、柄もコーディネートのイメージ、テイストに大きく
影響を与えることは言うまでも無いと思います。
また別ページでも触れていますが、合わせるアイテムの素材、加工も色への影響が大きいので、ここに含めています。
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