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洋服の運用サイクルとケアの基本

洋服を「運用」する

洋服は生活必需品である事以外にも、その時の気分や雰囲気を表現したり、着心地を楽しんだりするものですが、面倒なところもあります。それが「洋服の運用」です。

当然の事ながら、持てる洋服の数には限りがあります。また、洋服は着れば着るほど汚れや痛みが出てきます。その為、洗濯をしたり、休ませる必要があります。

実生活の中で、こういった点を気にしながら日々のコーディネートを考えていくのが「洋服の運用」という事です。

洋服を購入後に『どのようなサイクルになる』かをシミュレーションしてみましょう。

 

生活サイクルと洋服の保有数について

ここでは便宜上話を簡略化するため、「インナー(=トップス)とパンツ」の2アイテムの組み合わせによる一週間のサイクルを考えてみました。それが下の表です。

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※以下の項目を条件としました。

  • できるだけ違う服での組み合わせを行う。
  • インナーは1回着用したら洗濯をする。次に着る事ができるのは3日後。
  • パンツは3回履いたら洗濯をする。次に履く事ができるのは3日後。

ここでのポイントは以下の通りです。

  1. インナーは休む暇が無くフル回転している。
  2. パンツは6日目、7日目に同じパンツを履いている。

これがどんな結果に繋がるかというと、「洋服の痛みが早い ⇒ 買い替え時期が早くなる」という事です。

特にインナーは冬のウールニットを除き(ウールは頻繁に洗い過ぎるとかえって早く痛みます。)同じものを洗濯せずに着る事は、見た目のコーディネートに新鮮さが無くなるだけでなく、衛生上良くありません。その為、頻繁に洗濯をする必要性があります。

しかし上の表にもある通り、洗濯をすると大体2日、最低でも1日はお休みが必要ですし、実際にこんなに頻繁に洗濯をすると洗濯自体に相当時間を割かれてしまう上、洋服自体の痛みも早くなります。

お洒落を気にし始めの時など手持ちの洋服が少ない時には、どうしても洋服に負荷が集中します。身なりに気を遣う機会が少ない人でしたら、

A:身なりに気を遣う機会のときには、お洒落な服を着る。

B:特に気を遣わない日には、それ以外の服を着る。

といった着方がありますが、絶対数が少ないと「A」の日が少なくなってしまうのは当然です。

つまり、所有する洋服の数は、個々人の生活サイクルによって変わってくるという事です。頻繁に人に会う機会が多いなど、コンスタントにお洒落をしたい場合は、自ずと洋服の数が必要になりますし、たまにお洒落を楽しめれば良い人は、それ程洋服を大量に持つ必要は無い訳です。

 

洋服の保有数と傷みにくさ、コーディネートの変化

実際に洋服の保有数が変化するとどうなるかについて、以下のグラフに示しました。

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このグラフは縦軸に「洋服の傷みにくさ(耐久面での持ちの良さ)」「コーディネートの幅の広がり」横軸には「洋服の保有数」を表しています。縦軸に2つの項目があるのは、この2つの項目がおおむね同時に進行するからです。

洋服の保有数が増える過程において主に3つの状態に分かれる事をふき出しで記載しています。以下にもう少し詳しく説明します。

①洋服の持ち始め

お洒落として着る服が少ないので、特定の服を着る機会が増え、痛みは早い。また、コーディネートのパターンは狭い。

②ある程度保有数が増加

ある程度洋服が増えると同じ服を着る回数が減るので、ひとつの服への負荷は減り、コーディネートの幅も広がる。

③安定状態

自分なりに一通り欲しい洋服を持っている状態。この頃には洋服の扱いにも慣れ、痛みが減るだけでなく、コーディネートのパターンも安定してくる。その為、これ以上多く服を持っても変化は少なくなる。


①~③のサイクルの期間は洋服への投資金額や個人個人の生活サイクル、スタイルによって変わるので一概には言えませんが、個人的な経験では、服の着方、好みが変わらない状態では「短くて1年、長くて3年」もあれば一回りするようです。

実際にはひとつのファッショントレンドにおいて③になった頃に新しい流行が生まれ、①又は②に戻ってアイテムが増えていくサイクルが実際の消費サイクルです。(だから流行に敏感になると消費が増えるのです。)

ある程度洋服の着方に慣れている人や自分の着こなしが安定している人は別として、慣れていない人は好みを頻繁に変えずに、一定期間同じ嗜好で「洋服を運用」したほうが効率が良いでしょう。

 

洋服のメンテナンス(洗濯や保存など)

ここでは洋服のメンテナンスの事を書きます。当たり前ですが、洋服は大事に扱えば長持ちするし、粗雑に扱えば短命に終わります。とは言え、あまりに神経質になっても気軽に楽しむことが出来ず、かえって負担になります。そこで大事なのが「効率の良いケア、メンテナンス」になります。ここではメンテナンスのヒントをいくつか紹介します。

洗濯について

ネットには洗濯に関する情報を掲載している便利なサイトが多数あります。

ここでは男性にも役立つおススメのサイトをいくつか紹介します。

「洗濯・染み抜きドットコム」

sentaku-shiminuki.com

 「洗濯ガイド マイカジ by Kao」

mykaji.kao.com

 

保存について

洋服は保管方法によっても長持ちしたり、痛みやヨレが早かったりします。収納時の折りたたみ方などは上のサイト等にも掲載していると思いますので参考にして下さい。
また、重要なのが「ハンガー」です。アウター関連は折りたたんで収納する事ができませんので、「良いハンガー」を揃えておくべきでしょう。 (シーズンオフは畳んで保管する場合もありますが、本来良い保管方法とは言えません。)

「良いハンガー」というのは、ある程度厚みがあり、洋服が型崩れしにくいものを差します。最近では100円ショップでもソコソコのものは売っていますので、大事な服はケチらずに厚みのあるハンガーで保管しましょう。また、虫食いや湿気対策等の保管環境にも気を遣う必要があります。特にウールやレザー製品は気づかないうちにカビが生えたり、虫食いになってたりする場合がありますので、ご注意ください。

服を手放す

洋服を着ていくうちに、気に入らなくなった服、傷んだ服等、着る事が無くなった服がそのうち出てきたりします。こういった服はどうすればいいのでしょうか?この場合は思い切って処分をしたほうがいいです。一般的には下記のほうが方法があります。

  • 売る(オークションや個人売買、古着屋等)
  • 別の利用方法(染める、他の服の改造素材等)
  • リサイクルに出す、人にあげる(家族、知人等)
  • 捨てる

処分方法は色々ありますが、「着ないものを後生大事に持っていてもあまりいい事は無い」というのが私の経験から言える事です。(年代モノのヴィンテージジーンズや好きで集めているコレクションアイテムは別です。それらは「着こなしの為の服」では無い為。)私の場合、2年間着る事が無い洋服は、処分を考えることにしています。

 

さいごに

これまで洋服に興味を持たなかった方はもちろんの事、既に持ち始めた人でも「今度あの服を着ようと思っていたのだけど、洗濯するのを忘れていて着れなかった」という失敗をした事があるのでは無いでしょうか?

私自身も決してこういった運用、メンテナンス面をすべて管理している訳ではありませんが、おおまかな理屈を知っているだけでも洋服の扱い方が変わってきます。

このページの内容は、ファッションの「楽しむ面」とは異なる「面倒な一面」です。 ファッション雑誌やネットのマスコミ情報はもちろんの事、口コミでも中々話題に上ることが少ないと思います。でもこういった「運用」は多少なりとも洋服に興味を持つと、必ず当たる「壁」のようなものです。だからこそ、このコーナーであえて書きました。

我々にとって洋服は「衣食住」の「衣~衣服」です。「衣」は楽しみであると同時に「生活の一部」ですから、好きな服と上手に付き合いたいものです。