「サープラス(surplus)」とは「余分、剰余」という意味で、払い下げ品の軍服が発祥。
左からMA-1(Mジャン)、カーゴパンツ、Pコート(元海軍の軍服です)。チノパンもここに属する。
靴はコンバットブーツです。これはベトナム戦争で使用されてメジャーになった。
バイクに乗る為のウェア。ライダースジャケットも元々は軍服出身。
左からライダースジャケット(ダブル)、ライダースジャケット(シングル)、革パンツ。
靴はエンジニアブーツ。人によってはウェスタンブーツを履く人もいる。
そのまんまですが、スポーツに関連したウェア群。かなり広範囲にアイテムが存在する。
左からスタジアムジャンパー、ウィンドウブレーカー、スェットパーカー、イージーパンツ。
靴はローテク・スニーカー。
正式名称は「ハワイアンシャツ」。
おおよそ上記のようなジャンル、アイテムが主流で、これらを組み合わせて着るのがアメカジの基本スタイルです。
尚、実際に着る際には上下共同じジャンルのものを合わせるのでは無く、上が「Gジャン(ウェスタン)で、下がカーゴパンツ(サープライス)」、「上がネルシャル(ワーク)で、下がチノパン(サープライス)」などのように違うジャンルの組み合わせが多いようです。
※全部同じジャンルにすると、「ホンモノ」になってしまう場合がある。特にサープライス(軍)モノ。
アメカジが日本でメジャーになったのは、70年代に平凡出版(後のマガジンハウス)から出版された「MadeinU.S.A.Catalog」というムック本からと言われています。ですから、その頃からアメカジにハマッた人たちはすでに60代の方もおられるという事ですね。
アメカジは時代時代で時々流行ったり落ち着いたりを繰り返して、すっかり日本のカジュアルファッションに根付いたのではないかと思います。
今のアメカジは、レプリカジーンズを手掛けているメーカー、ブランド、ショップなどの日本のメーカー、ブランドが支えています。(WAREHOUSEやSUGARCANE、Pherrowsなど。皆お馴染みのブランドです。)
日本のアメカジ系ブランドに共通してる点は、「品質にかなりこだわりを持っている」事です。品質よりも効率重視に変化してしまった本家アメリカのモノつくりに対して、日本人得意の「匠の業」がここに生きています。