洋服を着る目的のひとつはもちろん保温と避暑~温度コントロールです。「暖かい」「寒い」等の気候条件は季節によって変わるので、当然着る服も季節によって変わります。
ここでは、コーディネートを考える際の大きな要素である「季節」に注目し、洋服の組み合わせ方や気温と着こなしの関係について紹介しています。
いろいろな服をどのように組み合わせるものかを下の表に整理してみました。各表の記載については下記の要件で書いています。
アウター類:「いきなり下着や素肌の上には着ないのが一般的」なものを置いています。
インナー類:「下着や素肌の上に着るのが一般的」なものを置いています。
「○」が記載されているアイテムが組み合わせ対象です。
「-」が記載されているアイテムは対象外です。
実際に着る場合、下のアイテム→上のアイテムへと重ねて着る事を想定しています。
ボトム系は、男性の場合パンツ類のみなので、ここでは省略してます。
「表1 組み合わせ例:コートがある場合」
「表2 組み合わせ例:コートが無い場合」
この2つの表を見ると、「コートの有無以外、「表1」と「表2」の内容は変わりません。しかし、結構実際の各シーズンごとの着方に合っていると思いませんか?
つまり、ここで言う「アウターA」=コート以外は、1年間でコートの2倍活躍するかも知れないという事です。
季節を考えた場合、手持ちの洋服は
アウター:高価でも質の良い、飽きのこないものを数枚持つ
インナー:それなりのコストパフォーマンスのものを数多く揃える
と言った買い方、揃え方が有効だと言うことになります。
また、同じアイテムでも、素材、シルエット等で「幅広い期間着れるもの」「特定の時期じゃないと着れないもの」があります。(綿ジャケット、カーディガン、Yシャツなど)
ある程度、「季節を跨って着れる」服を多く持つと着回しがきいてコーディネートの幅が広がる訳です。