プライベートタイム でのレクリエーションや運動は、健康や体型維持のみならず、精神的なリフレッシュとしても良いことです 。最近は仕事帰りにジム通いやスポーツなどを日常的に取り入れ、ある程度コンスタントに体を動かすことが増えてきています。
野球やサッカー、スキーなど、明らかに目的が明確で専門性の高いスポーツの場合は 専用のウェアやグッズが必要ですが、テニスやダンス、あるいは週末のウォーキングやトレッキング、サイクリングなど、もう少しライトな場面では普段着+アルファ程度でこなす方も多いのではないかと思います。
そこで、ここでは、お洒落の観点からスポーツなど体を動かす場面を想定したプライベートシーンのファッションをここでは「スポーティカジュアル」と呼び、着こなしについて考えてみたいと思います。
以前はジャージ、スウェットといった「スポーツウェア=お洒落さに欠ける」というイメージがありました。実際、スポーツウェアはあくまでもスポーツ、トレーニングにおける効率重視のものが多く、見た目は二の次というものが大半でした。しかし、ここ10年程度でスポーツウェアも変化をしています。
スポーツウェアは元々動きやすさ、発汗性、耐久性など機能性の高い服が多いことから、この機能性にデザイン性を加えた服や靴などのアイテムが増えてきているのです。
代表的なのはアディダスとヨージヤマモトのコラボレーションブランドである「Y-3」や、プーマの「ブラックレーベル」などですが、ファッションブランドからもタブロイドニュースの「CYCLE WEAR LINE」など、面白いアプローチの展開がされていたり、ポロシャツやトラックジャケットなどは多くのファッションブランド、メーカーでも取り扱っています。
こういったファッションとスポーツの融合を「モード×スポーツ」と呼びますが、これらの服や着こなしは、まさに日常にちょっとしたスポーツを取り入れる際の格好の材料となります。
まずはT.P.O.について考えてみましょう。ここでは以下の前提条件を考えてみます。
運動は1~2時間程度軽く行う。
インナーウェア程度の着替えはする可能性はあるが、すべての服を着替える事は無い。
運動の前後にお茶や食事、飲み会など友人、仲間のコミュニケーションがある。
上記の条件の場合、機能性とファッション性のバランスが重要となります。
以下にそのポイントを記します。
<機能性>
動きやすいこと
吸湿性、発汗性に優れていること
ある程度丈夫で、耐久性があること
<ファッション性>
ボディラインに適度にフィットした、無駄のないシルエット
過度にスポーティな柄やマーク、デザインが入っていないこと
原色などの派手な色は1~2ポイント程度に留め、カラーコーディネートは無難に纏める
アイテムはスポーツウェアまたはそれらを起源とした服が中心
こういった考え方をもとに、具体的なアイテムを次に紹介していきます。