着丈の短いジャケットの代表は「Gジャン」「ドリズラー」「ライダースジャケット」などでしょう。割とアイテムのバリエーションは多いものの、微妙に組み合わせ易かったり、組み合わせにくかったりするのがこの着丈です。今回も主に「色」を切り口にコーディネートを検討していますので、ブルーデニム以外のアイテムは特に限定はしておりません。
上にも書いた通り、ショート丈(腰あたりまでのもの)のジャケットには色々な種類があります。ただし、コーディネートを考える際にはアイテムの生い立ちや素材、ディティールも去ることながら、全体のバランス感覚は欠かせません。
そこで、今回は比較的ポピュラーな「ブルー(デニム)」「ブラック」「ホワイト」「ブラウン」という4つの色のショートジャケットを例に挙げました。
これは言わずもがな、Gジャンの事です。Gジャンはもちろん使い勝手の良い定番アイテムですが、意外な落とし穴があります。
①濃いブルー同士
②薄めのブルー同士
この2つではどちらが合わせ易いでしょうか?
答えは①です。
理由は「色合わせがし易い」からです。
ウォッシュの掛かったデニムの場合、上下を同じ色オチ具合で合わせるのは中々難しいもので、同じメーカーの同じ加工モノを買わないと、中々こうはなりません。
また、元々ジーンズとGジャンはセットものなのでこの着方が正しいとは言え、現実には結構野暮ったくなったりするので、近所のお出かけ以外はあまりオススメできません。
そこで、ブルーのGジャンを使ったコーディネートを下に紹介します。
モノトーンのパンツと合わせた場合です。
③は白、④は黒です。
③の場合はデニムが濃いめでも薄めでも比較的合わせ易いですが、④の場合は濃いめよりは薄めの色の方がパンツとのメリハリが出て合わせ易い。
また、③は白のパンツですが、薄めのベージュでも同様の着こなしができます。
うるさい色でなければ(例えばカーキグリーンなど)同様にして合わせる事も可能でしょう。
これは黒いショートジャケットです。
例えば「黒のGジャン」「シングルライダース」「黒のドリズラー」等です。
まずは黒という事でモノトーンのコーディネート。
①は黒同士、②は反対の白を合わせています。
ブルーデニムの上下よりはこちらの方がやりやすいですが、①よりは②の方が落ち着いた印象があります。
モノトーン色は着易い色ですが、あまり同じ色の面積が広すぎると「キツイ」印象を受けます。
⑥の場合はトップスの重さをボトムスで和らげている感じ。
フレンチカジュアルではド定番の着こなしです。
① ②
⑤ ⑥
③ ④
⑦ ⑧